2009年1月18日日曜日

プロとの会話





昨日は熱帯さんをお招きして、結婚式を控えたカップルと我が家で対談。

生の熱帯さんにお会いするのは初めて!


熱帯さんにお願いして、彼らの式の撮影をお願いしていた。
熱帯さんというので「ジャング・ルジョージ」のようなイメージを持ってもみたが、撮影された結果を見ると、それはとは違うとも思っていた。

ともかく楽しみであった。

少し遅れて熱帯さんは登場された。

カップルとすぐに打ち解けて話は弾んでしまった。 熱帯さんが素晴らしいプロの写真家であっても、
カップルと息が合わないと、良い結果は出ないと思っていたので、今回の結果は嬉しいことになった。


新郎はキャノンのキッスを買って、とてもショックを受けた人間で、私との話し合いで、E-420とライカレンズを揃えた。

それ以前はライカのフィルムカメラでもコンパクトタイプを使用していたので、キッスデジタルの結果を見て、「もう2度と見たくない」という気持ちになっていた。

E-420とライカレンズの組み合わせで、地獄に落ちていた気持ちが天国へと昇ってしまった。

人生の新たな門出においても、その記録を残すには「ニコンやキャノンでは嫌だ」という明確な主張があった。

しかし、実際に、オリンパスやライカを用意している式場はないし、キャノンやニコンに支配された環境が殆ど。

彼自身、知人の結婚式の撮影を頼まれアマチュアながらE-420とパナライカ14-50F2.8-3.5で撮影して、アルバムまで作っていた。

それを見るとやはり、ニコンやキャノンでは得られない美しさがあった。

それまで体験している彼であるから悩んでいたが、今回、有り難い「縁」を頂くことが出来た。

ギリシャの神が手配してくれたとしか思えない出会いである。

色々な話が出たが、馴染んでいるということが、ある時は進歩や発展を躊躇させることになると思った。

プロである熱帯さんは、キャノンの操作に馴染んでいる。これは車で言えば右ハンドルに馴染んだドライバーが、オリンパスつまり左ハンドルの車に乗り換えるようなものである。

ましてやプロであるから操作時間がアマチュアの我々とは圧倒的に違う!!

そして、慣れているということは自分の思考を瞬時に動作に換えている、つまり撮影をしていることである。
慣れない状態であれば、撮影をする意識と動作に「タイムラグ」が生じる。この僅かな時間も撮影の妨げになるのであるから、当然、馴染んだ機種からの変更は躊躇される。
さらに高いレベルで結果が問われるのがプロであるから尚更である。

また、結果の質がライカ感染者はニコン&キャノン派と違う。結婚式を何回もする人はいないであろうから
写真に詳しくない人は、ニコン&キャノンでそこそこ撮られた絵に満足するかもしれないが、ライカの絵を知っていると満足はとてもできない!!

ニコン&キャノンは撮り易さがあるかもしれない。ライカ&オリはそれらの持っているような撮り易さは無いかもしれない。そうなると撮影スタイルを変えることも要求される。

プロである熱帯さんには大変なストレスかもしれない。(笑)



しかし、熱帯さんはギリシャの神とライカ神に認められたのであろう。また奥様の何気ない言葉にも、神々のご指導が入ったと思われる。

勇気を持って、新しい世界へ飛び込んで来られた。これは正に熱帯さんのこれまでの人生を示していると思う。

インドやベトナムやアジアに飛び込んで行った人である。元来、勇気がある方である。年齢とともに勇気も薄れてしまうこともあるが、熱帯さんはそうではなかったということである。


「舗装された道路は地獄への道、茨の道は天国への道」という言葉がある。また、「脱皮しない蛇は死ぬ」
という言葉もある。脱皮に痛みがあるか私は知らない。しかし、痛みがあるとすると、その痛みに耐えることで新しい命が得られるのであるということであろう。
「艱難辛苦汝を玉にす。」これもまた真理である。

勇気ある人は、自らを救うということにもなって行く。 


熱帯さんはこれからキャノンも使いながらオリンパスも使いこなされるのであろうから、ますます発展繁栄されることになると予感がする。楽しみである。

4 件のコメント:

ブライアン さんのコメント...

「生の熱帯さん」とはおもしろい!
熱帯魚の刺身みたいですね。

近ければ撮影していただきたいです!
この美男子を(汗)

今は二度と戻らない。
元々撮られるのが嫌いで、自分の写真て・・・数えるほどしかありません。

今から残しても・・・もう遅いって!

カメラは本当に用途で振り分けてしまい
手持ちが無い状態です。
設定も専用にしてるので普段使いしずらく、
E-3もう1台欲しいです。
E-30では役不足ではないのですがサブの位置づけしか出来なくて。。。。頑固ですから。

それに卒業・卒園と室内や舞台撮影がそろそろ入りそうで困ってます。
50-200を新品で買うしかないのか?
AFの面でSWDの方がいいのか?

ドナドナした資金が結局無くなる運命に。

宝くじも当たらなかったので新しい人生も歩めないしなぁ~。

LEICA DAISUKI さんのコメント...

どうもです。
生の熱帯さんは、生八橋のような肌をしておられます。(笑)

日本人でありながらオリエンタル?な雰囲気!

テスト撮影をしたのですが、日頃の精進がそこにありました。
御見事なアングルを見せてくれましたよ。



撮る人は撮られるのが嫌いですね。(笑)

私も数えるほどしか、その存在を記録しておりません。(笑)



50-200SWD新品はオリンパスフォトでポイント貯めて、プレミア会員になっていると94,000円台で購入出来ますね。

その他にもあるでしょうけどね。

先ほど、買おうかなあと思いながら・・・・
ポチの練習をしていました。

そうそう5月に車検があるからなあと思うと、急ブレーキが!!

熱帯写真家 さんのコメント...

>>LEICA DAISUKIさん

いやー、ちょっとお恥ずかしい。

舗装路よりダートの方が好きですね。タイから隣国カンボジアに行くときも、飛行機なら1時間だけど、1泊2日かけて、鉄道、トラックで行ってました。

かつてテレビ番組でカンボジアの道路を舗装するとかやってましたけど、あんなの甘いです。

内戦が終わってからしばらくは、道なんて穴だらけで、前を走ってる車が急に消えてしまうんですよ。それだけでこぼこでした。立ち小便しようと思い道路脇に行くと「地雷注意」看板だらけでした。

そこを普通の酒屋の配達に使う2WDのハイラックスかダットサンの荷台に揺られること8時間以上。ほんとに尻の皮がむけました(笑)

でもあの二人はお似合いですね。


>>ブライアンさん

50-200は仕事で使うなら、絶対SWDです。知人がいってました。「速いって」

何でも使えるカメラって無いですよね。あえて言うなら5Dだったりして… 実際そうなんですけどね。

LEICA DAISUKI さんのコメント...

熱帯さん

どうも。私はそう思っています。

あの二人も熱帯さんに撮影してもらえて、ラッキーです。

馴染んでいないもの仕事に使うのは勇気が必要です。

カンボジアは大変な目に遭いましたね。

そこへ行って撮影するのですから、凄いですよ。(笑)