2014年10月21日火曜日

オーバーホールから戻ってきた

先日、ニコン銀座サービスに預けたAi50mmf1.4sと Ai35mmf1.4sが戻ってきた。 処置内容は両レンズともに オーバーホールをしました。作動部油入れ替え、光軸検査調整、レンズ内清掃、各作動部点検清掃調整、レンズ内のゴミのため光学系部を清掃、距離調整環作動不具合のため給油。 ということだった。 35mmf1.4sが12,800円で50mmf1.4sが9,288円だった。28日ごろ完成と言われていたが早かった。 両レンズともに新品のようになって戻ってきた。触れた時の清潔感と調整をされたお陰でしっくりくる。以前はごわごわしていた感じだった。
https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/14969525373/ D810&Ai50mmf1.4s この50mmf1.4sは購入した時、ピントリングがユルユルしていた。作動部の油が酸化しているように思った。レンズの玉には大きな障害は無かったので 買ったが、気になっていた。さらに絞りリングもちょっと鈍い感じであった。 それがオーバーホールされて油交換されたら何と気持ち良い粘りが出てきて、安心して使える。 絞りリングのクリック感も素晴らしい。 ましてや前玉含めて全ての玉が綺麗になって輝いている。 濁りの無い子供の目のように輝いている。 光学製品なのだから、こうでなければ可哀想。
https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/14969525513/in/photostream/ D810&Ai50mmf1.4s 全ての玉が清掃されたおかげで明くる艶やかに写る。やはり玉は綺麗に限るということか。
https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/14969525503/in/photostream/ D810&Ai35mmf1.4s 35mmf1.4はピントリングがやや硬かったが、今回のオーバーホールで適度な硬さになった。絞りリングも50mmf1.4sと同様にいい感じなった。 やはりレンズ内の玉も含めて全てが清掃されているので輝いていいる。 まるで新品。 とても気持ち良い.Micro55mmf2.8sもそうだったが、生まれ変わってしまったように思われる。 ファインダー越しに見ても綺麗なので、目が喜んでいる。 中古は確かに新品より安く買えるがリスクもある。 それを承知で購入はしているが、オーバーホールしてみると、レンズの持っている本来の魅力を楽しめることになる。 店頭に並んでいたり、様々なお客に眺められたりして、良き波動や悪しき波動に触れているので、どうもレンズを持ったときに違和感が生じる。 自分のものになってからしばらくは落ち着かない状態でいるが、しばらくすると落ち着いてくる。 次に感じることが、レンズそのものの状態。 レンズ内の汚れや作動部の消耗や油の酸化など。これらが不健康な波動を生み出して、レンズにあまり触れたくないという気持ちになってしまう。 一つ一つのレンズが本来は宝石のようなものなのだから、その状態は悲しいものだ。 生産中止になってメーカーでサービスを受けられなくなったAi35mmf2.0sは現在ニコンOBがやっているフォト工房キィートスに預けてある。 また、さらにAf85mmf1.4Dも預けた。 生産中止になったレンズと、まだまだ生産されているレンズの両方を預けて、こちらの工房の実力を確認したいと思っている。

4 件のコメント:

amselchen さんのコメント...

費用がけっこうかかったようですが、その結果 、レンズ自身が喜んでいるようでよかったですね。われわれはあまりに身近すぎてその価値に気付かないのがNikkorレンズです。光学性能的にはLeicaやZeissに匹敵するレンズです。使用者が尊崇の念を以て使用するとそれにしっかり応えてくれるレンズでもあります。どうか大事にお使いください♪

LEICA DAISUKI さんのコメント...

アムゼルさん
おはようございます。
それなりに費用はかかりますが、その価値は十分にあると思います。
あまりにも身近過ぎてありがたみが薄れているかもしれませんね。

とくに金属鏡筒は好きなので大事にしてやりたいと思っております。

フォトン さんのコメント...

すっかり、Nikonのオールドレンズに嵌られたようで(笑)
Nikonの最近のレンズは、今一つ好きになれませんが、
SやDタイプは、とても味わいがある描写をしてくれるので、
好きですね !

180F2.8も、素晴らしいレンズですよ !
是非、お試しを。。。

LEICA DAISUKI さんのコメント...

フォトンさん
ありがとうございます。変な癖がありまして、完璧なモノより、育てられる余地があったり、何か欠けているものを使いこなしてみたいという癖があります。
それで古いレンズをオーバーホールして、復活させてやりたいということになりました。
最近のレンズは作られ過ぎているようで、
嘘くさいですね。
それがSやDでは粗さもありますが、素直に表現をしてくれるようで、私の好みに合います。
あれこれ手を出していたら気がついたら14本にレンズが膨れ上がりました。(汗)
そんなに使いこなせるのだろうか?
と疑問に思っておりますが・・
まだ増えてしまうかもしれませんね。
(大汗)