2009年4月8日水曜日

和風味

ライカ・ウィルス感染者である私が、オリンパス山松高原病にも感染した理由が「和風味」に魅力を感じたからである。

価格.COMでTako Tako Agareさん50マクロを使って花の画像を投稿されていた。
そのボケと緑色に注目していた。ライカの明るく腰がある緑と違って、抹茶や和室の壁のような緑で
あった。これは新鮮に感じられた。以来、「瑞光」ワールドにも本格的に足を突っ込んでしまった。


150&E-3


長年ライカの色に慣れていると、それが当たり前になり、ニコンやキャノンの出す色では、物足りないことに
なる。「何でこんなに痩せた色なのか?」と思ってしまう。
ニコンファンにとっては「素晴らしい色」であるかもしれないが。しかし、オリンパスは私に新鮮な味わいを与えてくれた。

以前から和風味を撮影してみたいと思っていたが昨日実現した。
花嫁さんが新郎と記念撮影をした帰り。ガラスの向こうを静々と歩かれていた。
白無垢姿に日本の美がある。
因みに新郎さんは異国の方であった。紋付袴であられ、嬉しそうであった。
まるで私がオリンパスの味を喜んでいるようにダブって見えてしまった。(笑)




14-35&E-30

打掛に施された鶴。
この手間のかかる作業から生み出される鶴には和風味で迫りたい。
14-35には、まさにこのような場面で活躍を期待していた。



150&E-3

描かれた鶴を150で拾う。この150は、安心して使えるレンズの一つである。
150は私の中ではライカレンズたちと同じように特別な位置を占めている。


150&E-3

赤の地に見事に鶴が描かれている。
150は和風味に質量を表現してくれるようなところ私は感じている。これが嬉しい。
リアリティを提供してくれるから。





14-35&E-30

昔の人も知っていた。階調表現の素晴らしさを。打掛にもそれが表現されている。

日本のメーカーとしてはオリンパスは、この階調を大事にしているメーカーであると思う。

べったりした絵にならない。素晴らしいと素直に感動出来る。

残念ながらニコンやキャノンではそれを味わうことは少ない。




14-35&E-30

そんな事を書いていたが、車の点検に碑文谷のボルボへ。
1時間ほどで仕上がるということで、近所を歩く。
碑文谷八幡に乃木希典大将が書かれた碑があった。
14-35と14-50で撮影。



14-50&E-3

ライカDレンズとの違いとE-3とE-30のボディの違いを確認出来るでしょうか?

14-50はトリミング。


6 件のコメント:

くま日和 さんのコメント...

二枚目の打ち掛けのお写真は良いですね〜。
明暗差の激しい条件ですが、影の部分が錦糸の光をより際立たせ、ハレの日の喜びと別れの寂しさを同時に表している様です。
私は全体的に均一に光を回して全体を明るく美しく撮るよりも角度を付けてこの様に立体感を持たせる方が好きです。

LEICA DAISUKI さんのコメント...

くま日和さん
今晩は!この着物を撮影するのにフラッシュを使いたくないので、その環境のままに
写しました。
日本の美ですね。

Kiyo さんのコメント...

和テイスト、大好きです。
150mm F2.0や、35-100mm F2.0の素直な描写に憧れますね。

そして、14-35mmの色気は、和服そのものだけでなくて、目に見えない和服の気(オーラ?)を見せてくれている気がします。

今日、何かが有るハズらしいです。

LEICA DAISUKI さんのコメント...

Kiyoさん
おはようございます。
和菓子、洋菓子と私は味わっているような
感じです。(笑)
それぞれに美味しさがありますね。

今日、何があるのでしょう?
オリ関係ですか???

気になります!!!

匿名 さんのコメント...

レンズの良さを知るには、着物を撮るのが一番と勝手に解釈しておりますが、質感表現と色の出方とすべて見れる気がします。なかなかそのような機会にめぐり逢えないのが残念。それにしても松レンズは、綺麗に写りますね!

LEICA DAISUKI さんのコメント...

チビチューさん
今晩は!!
良い着物は高級素材の塊ですからね。
その質や色をしっかり出せるかは、レンズやボディの性能を知るには、とても良い被写体ですね。

松レンズは正確な写りを提供してくれるので
嬉しいですね。
さらに150は単焦点ですから、さらにそれがダイレクトに伝わりますね。

白無垢は建物の厚いガラス越しですから、ズームレンズのよう感じもしますが、それでも
良い写りですね。

シンプル・イズ・ベストの見本のようなレンズが150であると思います。