2015年3月8日日曜日

最近の趣味

NHKの朝の連続ドラマを何時も見ているわけではないが、そのお蔭で遠い記憶を思い出させられた。 それは大学のゼミでのテーマだった。 当時、東大の先生が書かれた本を手に入れて、それを元にテーマを決めた。 消費者の選択について。 偽物と本物を見分ける重要さとか言う感じだった。 それはウィスキーのことだった。 その東大の先生によれば、当時売れていたサントリーオールドが「怪しい」ということだ。山崎かどこかのサントリーの 工場の床面積から計算したら原酒を貯蔵している樽が間に合わない筈であるということで、本来の原酒とは違う混ぜものであるということだ。 高校生のころから亡父に対する中元や歳暮でウィスキーやブランデーが数多く届けれられていたが、家族はお酒を飲めない体質ばかりであった。それでも好奇心から私も味わうことをしていた。 その時に不思議な体験をした。紅茶にブランデーを入れて飲むと、これが意外と美味しかった。 クルボアジェ(発音が正しいか知らない)ナポレオンと書かれたブランデーを入れていたのだ。品が良くて美味しくなった 。さらにTVのコマーシャルでサントリーのVSOPがお湯で割ったら何とかと宣伝をしていたので、次にサントリーのVSOPを紅茶に入れてみた。グルバジエと同じ量を入れてみたが味も香りもしなかった。 それで量が足りないのかと思って、さらに入れてみたが全く味も香りもしなく、無くなったといった感じであった。 その時は、その意味が分からなかった。そして大学の時に、この経験も思い出した。 それで東大の先生の書籍を読むと、どうもインチキらしいということがわかった。 簡単にインチキというのも危険だがお湯で割るとに着香していた如何わしいブランデーは味も何もなくなるような ことが指摘されていた。確かに、あの時いらいサントリーは怪しいと思っていた。 当時体験したのがウィスキーではサントリーオールド、リザーブ、ロイヤルというものだった。発売当時のオールドは 亡父が飲めないくせに購入してきて、家族で舐めた。それなりの味がしていたと思う。しかし、その後しばらくして 頂きもので飲むと刺激が強いだけで味も何もなかった。不味いなあと思ったものだった。 さらに高校生から大学生で体験した銘柄はクルボアジェ、オールドパー、ジョニ黒・赤、バランタイン12年、シーバスリーガル12年、クラウンローヤルという感じであったが、ある体験からニッカも経験した。小さな小瓶のハイニッカだ。 これが意外と美味かった。それからスーパーニッカがまた上手いと感じた。輸入ものではジョニ黒が上手いと感じた。 この時代では国産ではニッカが上手いと思っていた。宣伝で誤魔化されていた人も多いだろうとも思っていた。 とはいえ私は元来酒好きではないので、社会人になっても率先してお酒を飲むために店に行くことは無かった。 しかし、NHKのドラマとニッカのウィスキーが世界で認められたということを知ると、どのような味がするのか知りたく なってしまった。レンズを試すよりは安上がりなので、さらに写欲も落ちていたから。
D810&SIGMA Art50mmf1.4  https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/16563287150/in/photostream/ そこで、竹鶴21年を探してみたが、意外と価格がするので、諦めて、この竹鶴にした。 ロックで飲んでみた。ハイニッカのような安いウィスキーとは違い、何か複雑な感じがした。過去に知っているサントリーのような不健全な感じはしなかった。メーカーでは爽やかな余韻といっているが、飲めない私には良く分からない。 チビチビ飲んで三分の2を消費すると、どうしても竹鶴21年を試したくなってしまった。
D810&SIGMA Art50mmf1.4 https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/16563287190/in/photostream/ Yahooのポイントが溜まっていたので、これを使って半額で購入することが出来た。 ロックにして飲んでみると、濃厚な味わいに驚いた。さらにアルコール度数は竹鶴と変わらないのにフワーと酔いが回ってきた。これは大量に飲めない凄いウィスキーだと直感的に感じてしまった。 これを飲むと竹鶴は何と薄い味わいなのだろうと思ってしまう。口の中で液体というよりは何かの果実を食べて いる感じになる。 またhttp://www.nikka.com/products/malt/taketsuru/award/index.htmlでは受賞歴が紹介されている。
  D810&SIGMA Art50mmf1.4 https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/16563287260/ さらにジョニーウォーカー ブラックラベル 12年を試したくなった。学生の頃に感じたことをもう一度体験してみようと 検証したくなったからだ。幸い2000円ちょっとで購入できるのでカクヤスで買ってきた。 本当かどうかは知らないが、昔、吉田茂が「こんな美味いウィスキーはない」的な発言をしたことから人気を呼んだと 聞いたこともあった。 早速試すと、円やかで口当たりが優しい。 モルトグレーンウィスキーとはいうものを言うのだろう。これは価格手ごろで優しいウィスキーであると思う。 学生の頃に感じことは間違いではなかったようだ。 ウィスキーのラベルやBOXのデザインは昔から惹かれるものがあった。レコードで言えばジャケットのようなものだろう。それで撮影もしてみたかったので、この3本を写してみた。余計な部分はトリミングした。 後はブランデーを試そうと思って購入してみた。これは来週届く。

2 件のコメント:

ばあば&じいじ さんのコメント...

オールドのお話、なるほど!そんなことだったのですか!という感じです
興味ある記事でした

学生時代にオールドは高級品、レッドという悪酒、飲みすぎると胃に穴が開くぞと言いながらも安いからみんなは飲んでました
私はすでに胃に穴が開いていたのでオールドやリザーブばかりでしたが、似たような粗悪品?だったのですね。そのせいでしょうか、30歳超えるころからウィスキーが全く飲めなくなりました。体が受け付けなくなりました。見ただけで吐き気をもよおすほどに。ただ、そういうときでもブランデーは飲めました。家内の父が歳暮などでもらうのですが、義父はブランデーが飲めないので私のとこに回って来てました。名前の知らないブランデーばかりでしたが、ストレートかお湯割りで楽し観ました。次のブランデーの記事が楽しみです^^

ジョニ黒、学生の頃はお店にめったになく、あっても1万円くらいしていたと思います
オールド3000円の3倍以上の高級品でした

マッサン、毎日見てますよ
昔の日本人の技術力と信念(執念でしょうか)というのはすごいなあと思いつつ。
近年、日本のウィスキーが賞をもらう頻度が増えてるようですね
日本は世界の5大ウィスキーの一つだとか、先日TVでやってました

LEICA DAISUKI さんのコメント...

ばあば&じいじ さん
当時はそんな感じでした。今は改善されているのかもしれませんが、サントリーには手が出ません。
被害者だったんですね。高度成長期の多くの戦士たちの命を奪ったかもしれませんね。
残念ですね。
ジョニ黒当時高かったと記憶しています。
赤の三倍ぐらいしていましたかね?
今は普及品価格になっていますね。
まっさんに刺激された人は多いでしょうね。
ニッカが本当に認められる時代が来たのでしょうかね。

ブランデーは明日届くようです。
また感想は書いてみたいです。