アムゼルさんからオリンパスの三層撮像素子とフォビオンの三層撮像素子の違いについて質問を頂いた。
私は、その手のエンジニアではないので正確なご返事が出来ないかもしれないがという前提の上に
オリの公開された特許http://www.j-tokkyo.com/2008/H01L/JP2008-288404.shtmlを読むと
【課題】不感領域を低減して感度を向上させ、斜め入射に対する水平、垂直方向の感度特性の差を低減させた光電変換膜積層型固体撮像素子を提供する。
【解決手段】半導体基板上に、バイアス電極膜と画素電極膜とそれらに挟まれた光電変換膜とを1セットとして、絶縁層を介して複数セット積層すると共に、各セットの光電変換膜の発生信号を画素電極膜を介してそれぞれ独立に出力する信号読み出し回路を画素毎に複数設けた光電変換膜積層型固体撮像素子において、複数の画素電極膜12b,12g,12rと複数の信号読み出し回路17b,17g,17rとを接続するコンタクト部13b,13g,13rを、複数のバイアス電極膜10b,10g,10rと平面的に重ならないように配置する。
とある。ということは、これまでの三層撮像素子では不感領域があり、感度が悪かったということになる。
そして光の斜めに入射に対して水平・垂直の感度特性の差を改善しているということである。
感度特性差があれば、写りに当然影響してくるのであろう。 いびつな写りを低減させることに成功しているというのであろう。
さらに「ズイコー-フォーサーズ あれこれ + FX」のHiro_Sakaeさんhttp://zuiko.exblog.jp/10215996/#10215996_1によれば以下のようなご説明をされている。
さて、オリンパスの特許であるが、このタイプの撮像素子は上記の引用記事の通り、3層に重ねると、3層それぞれの下部に信号を通すために、図では黒く書かれている部分が必要になる。単層なら問題ないが、このままでは、下の層に行くほどこの線がじゃまになり受光部が小さくなると言う欠点がある。かといって、これを1画素単位で画素の横に出してしまうと、結局そこの部分はこの線のみの配置となり画素と画素の間に受光しない部分のロスが出てしまう。
それで、オリンパスの特許では、この三層重ねでの撮像素子でも上の層から下の層まで均一に受光出来るようにした上で、各受光部に集光されないロスも省く仕組みを特許にしたものである。
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これまでの撮像素子よりも情報ロスが圧倒的に少ないことが三層撮像素子の特徴であるらしい。
さらに、オリンパスの場合は、各撮像素子を光が透過を重ねるごとに失われる情報を無くす改善が
されているということであろう。
フルサイズと言われている撮像素子はベイヤー配列である。面積があるから有利と言われているようだが、
失っている情報も大きいようである。
単に面積を拡大したから有利という考え方も幼稚なように思う。
微妙な世界におけるずれが発生しているのは確かで、それを後処理加工で、何とかしているということだろうから正確な情報を見ているとは言えないことになるのだろう。
オリは面積で稼ぐより正確に光を受け止め情報ロスをなくす努力をしている。レンズを中心に考えている。
それはそうであろう。いくら撮像素子が優秀でも、レンズによって情報ロスが発生していたら、撮像素子が得れる情報は限られてくる。
撮像素子の面積が大きくても、無駄になるということである。
レンズの質ということを忘れてはならないのであるが、どうも昨今はそれを忘れている人が多いように思う。
また比較しているレベルが低いようにも思う。
エンジニアではない私であるが、こんな感じでよろしいでしょうか?
何か誤りがあれば指摘して頂ければと思う。

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