2014年4月2日水曜日

お決まりのコクーン

Df& NOKTON 58mm F1.4 SL II N https://www.flickr.com/photos/leicadaisuki/13573227235/ 輪郭、色など全て私好みのレンズだ。こんなレンズに出会えるとは嬉しい。 アムゼルさんありがとうございました!!!

2 件のコメント:

amselchen さんのコメント...

NOKTON 58mm F1.4 はフォクトレンダーブランドでありながら、レンズ構成は1960年代から1970年代半ばにかけての「REオートトプコール 58mm F1.4」と同じものです。そして、「Auto-Topcor 58mm F1.4(ニコンFマウントとM42マウントが各800本販売)」としてコシナが復刻したもののリネーム版です。
NOKTON とは言いますがハイスピードレンズのカテゴリーに入れるのは変で、フォクトレンダーのブランド名とともにあくまで営業上の理由で名乗っているだけです。

現在のトプコン(東京光学)は測量機などを生産する光学分野の企業ですが、かつては一眼レフを積極的に開発し、世界初のTTL開放測光(ミラー式)の実現、システムカメラとしての高度な完成度、などをニコンFに先駆けて実現した名門カメラメーカーでした。アメリカ市場を中心に欧米で好評を博しました。
当時、我が国にも根強いトプコンファンはいましたが、営業体勢の不備からニコン、キヤノン、ペンタックスに市場を奪われ、REオートトプコール 58mm F1.4 も大絶賛されていたわけではありません。むしろ、トプコンがカメラ事業から撤退したあと市場から消えたことを惜しむ人が現れ、写真家の一部で静かに語り継がれていた存在です。

REオートトプコール 58mm F1.4 の遺伝子を引き継ぐ双子的レンズ NOKTON 58mm F1.4 は、とろりとした柔らかな描写やボケと水彩画のような(はっきりしながらも上品な)色調に特徴があります。モノクロ表現においても濃密な空気を湛えた美しい空間描写をします。このため、キリリとした現代のレンズの描写に慣れていて、これが正解と感じる人には向いているとは言い難いでしょう。特にデジタル高画素機で撮影した際に、なんとなくすっきりしない気持ちを抱くかもしれません。
でもレンズに求められるものは「自分が世界を解釈したままに」、「自分の意志の通り」、「自分らしく画像をアウトプットする」能力であって、今では貴重なとろりとした品のある描写に喝采を送る人が必ずいるはずです。写真らしさに溢れながら絵画的な描写をすると言うのは、褒め過ぎでしょうか。

ここで気をつけておいたほうがよいと感じることが一点。
NOKTON 58mm F1.4 と、現代の他のレンズを混在させた連作(組み写真)を制作すると、画調の統一感が失われることがあります。敢えて独特の描写を突出させるなら別ですが、表現が浮いてしまうかもしれません。あまり気にならないのならこの注意点については忘れていただいてもけっこうですが、統一感を重視する人はRAW現像で調整しても容易に消え去らない個性があることを頭の片隅に置いておくほうがよいと思います。
なぜなら、NOKTON 58mm F1.4 で撮影したカットに記録されたものは60年代・70年代の描写で、この4~50年間でレンズは様変わりしたからです。似たようなレンズ構成であっても、次元がまったく異なります。そして、写真に対する私たちの感性も知らぬうちに大きく変化しています。

万人受けするレンズとして推奨すべきものではないので☆は四つですが、デジタルで撮影しても銀塩の雰囲気と絵画的仕上がりが期待できる点を重視するなら☆は六つでもよいかもしれません。

なお REオートトプコール 58mm F1.4 は単層膜(もしくは二層程度の)コーティングとコーティングされていないレンズによる構成だったと思います。技術革新が進み、70年代にペンタックスが構成レンズのすべてを複雑な多層膜にしたSMCコートを展開した時代においては内容が時代遅れだったと言えます。現在の NOKTON 58mm F1.4 のレンズ面の反射を見ると、記憶しているかつてのコーティングとは別物に見えるので、たぶんCOSINAオリジナルのコーティングだと思います。ですが、NOKTON 58mm F1.4 は逆光には弱いレンズです。

以上、http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B0036WSJFWからの引用でした。お気に召して何よりです♪わたしも、ほ・し・い凹凸

LEICA DAISUKI さんのコメント...

アムゼルさん
ありがとうございます。
まさか入荷しているとはと2から3日は放して置いたのですが、さすがに昨晩気になりポチりました。
ツアイスの色も好きだったのですがf1.4のボケが
激しすぎて食傷気味でした。
このレンズは適度な感じで品が良いと思います。